厚紙印刷できる用紙の厚さとは?
家庭用プリンターで印刷可能な厚紙の厚さは、0.3mm程度になります。0.3mm以上の厚みの用紙を使いたい場合は店舗印刷や印刷業者での印刷が必要です。
家庭用プリンターで印刷できる厚紙の厚さ
家庭用プリンターで印刷可能な紙の厚さはプリンターごとに異なるものの、一般的には0.25〜0.3mm程度です。年賀状は0.23mm程度なので、年賀状より少し厚い紙を使う場合はプリントショップなどの店舗印刷や印刷会社への印刷依頼が必要になります。
家庭用プリンターで既定の厚みを超える厚さの紙を使うと、紙詰まりや故障につながりやすくなるので注意が必要です。説明書やプリンターの設定項目で使用できる用紙の厚みを確認するようにしてください。
用紙名 | 厚み | 家庭用プリンター | 店舗印刷・業者 |
コピー用紙 | 0.08mm | 〇 | 〇 |
郵便はがき | 0.2mm | 〇 | 〇 |
ポストカード | 0.24mm | 〇 | 〇 |
画用紙(厚口) | 0.33mm | × | 〇 |
ショップカード | 0.4mm | × | 〇 |
ボール紙 | 0.6mm | × | 〇 |
家庭用プリンターでの厚紙印刷の注意点
たとえば「インクジェット専用用紙」など、プリンターの印刷方式に合わせて作られた厚紙は、紙詰まりをしにくく見た目もきれいに印刷できるように作られています。ただし、画用紙などの表面がざらざらしたり毛羽立っていたりする用紙は、給紙がうまくいかないこともあります。紙とプリンター部品との摩擦や、紙の繊維がプリンター部品につくことでプリンターの動きが阻害されるためです。
自宅のプリンターで印刷可能な厚さの画用紙(一般的な画用紙は0.25mm程度)を使ったとしても、紙詰まりを起こす可能性があるため、プリンターの動きを確認しながら印刷するとよいでしょう。
店舗印刷・業者依頼でできる厚紙印刷
家庭用プリンター以外での厚紙印刷は、店舗印刷の利用や印刷会社への印刷依頼が必要です。コンビニの印刷機で、印刷できる厚紙は写真やハガキ用の用紙のみになります。好みの厚さの用紙に印刷したい場合は、印刷業者を積極的に利用しましょう。
店舗印刷で印刷できる用紙
店舗に原稿を持ち込んでその場で印刷できる店舗印刷などのサービスでは、取り扱い用紙の種類や色にバリエーションがあります。たとえばレザックやコルドバベラムなどの特殊紙(ファンシーペーパー)を利用できるところもあります。
用紙 | 厚み | 用途 |
色紙(132kg) | 0.2mm | 表紙・パンフレット |
レザック(175kg) | 0.22mm | 名刺・ポストカード |
コルドバベラム(200kg) | 0.3mm | ショップカード |
両面コートカード(37kg) | 0.48mm | POP,トレーディングカード |
料金目安は印刷費用が1枚あたり5~50円、厚紙は使用料が5~100円程度追加でかかります。
店舗印刷は用紙の持ち込みは可能な場合もあります。しかし、設置コピー機に対応している用紙しか使えないなどの制限があったり、持ち込み料がかかったりする場合があるので事前に問い合わせすると良いでしょう。
印刷会社で印刷できる用紙
印刷会社では0.2mm~0.5mm前後の厚紙や段ボールへの印刷が可能です。店舗印刷よりも厚手の用紙に印刷が可能で、厚紙の厚さや種類、色のバリエーションが多いです。
用紙 | 厚み | 用途 |
ペルーラスノーホワイト | 0.26mm | ウエディングペーパー |
高白ラフバガス | 0.41mm | チケット、メニュー表 |
ヴァンヌーボー | 0.42mm | 画集、パンフレット |
両面PP加工のコート紙 | 0.55mm | 紙袋、パッケージ |
段ボール | 0.9~8mm | 商品パッケージ |
料金は用紙の種類や厚みによって異なり、1枚あたり50~500円かかります。印刷できる枚数が100枚からなど業者によって変わってくるため注意が必要です。また用紙持ち込みの可否は会社によって異なるので問い合わせましょう。