B6サイズとはどれくらいの大きさ?

A5とB6はどれくらいのサイズ?

カバンなどに入れて持ち運びしやすいサイズであるB6サイズは書籍やノート、手帳などの用途で幅広く使われています。

B6サイズは128mm×182mmです。
B6サイズの目安は単行本くらいの大きさです。郵便用の封筒だとB6サイズは角形7号封筒に対応しています。

B6サイズのBにあたる「B判」は日本工業規格(JIS)です。B判は江戸時代に徳川将軍家の御用紙であった美濃紙のサイズにルーツを持ちます。1980年代ごろまでは国の公式文書の9割にB判が利用されていました。B判は面積が1.5平方メートルのルート長方形をB0にしています。数字部分はB0サイズ(1,030 mm×1,456mm)を基準に用紙を二つ折りする回数です。回数が増えるほど用紙サイズは小さくなり、B5サイズの半分がB6サイズになります。縦横の比はA判と同じく「白銀比」が使われています。

B6サイズの製品を折らずに梱包する場合は定形外郵便(規格内)、二つ折りできる場合は定形郵便で郵送できます。

コミックや冊子など、B6サイズの製品を折らずに郵送する場合に適した封筒は角型7号(142㎜×205㎜)です。郵便局(日本郵便株式会社)では厚さ3㎝以内なら定形外郵便物(規格内)として送ることができます。定形外郵便物(規格内)の送料は以下のとおりです。

重量 規格内料金
50g以内 120
100g以内 140
150g以内 210
250g以内 250
500g以内 390
1kg以内 580

*2023年6月時点

参考:国内の料金表(手紙・はがき) - 日本郵便

書類など、B6サイズの製品を折って郵送する場合は、長形4号(90㎜×205㎜)封筒を使用します。郵便局(日本郵便株式会社)では、厚さ10mm以内なら定形郵便物として送付できます。定形郵便物(規格内)の送料は以下のとおりです。

重量 料金
25g以内 84
50g以内 94

*2023年6月時点

参考:国内の料金表(手紙・はがき) - 日本郵便

B6サイズの用紙を、一般的によく使われるA4、B5サイズに拡大・縮小したい時には、下記表にあるおおよその拡大倍率・縮小倍率を使うとよいでしょう。

サイズ 拡大・縮小率
B6→A4 163%
B6→B5 141%
B5→B6 70%
A4→B6 61%

またB6サイズより少し大きいサイズとして菊版・A5判・四六判があります。菊版のサイズは152㎜×227㎜で、小説や学術書などの書籍に広く使われています。A5判は148㎜×210㎜でB6サイズよりひと回り大きいサイズです。四六判は128㎜×188㎜で、B6サイズよりも高さが6㎜大きく文芸書などに使われます。

なお、原稿を縮小する場合は縮小率に注意が必要です。原稿を縮小しすぎると、画質の変化や模様や柄のつぶれ、かすれ、モアレ(意図せず縞やマダラ模様が現れる現象)が発生することがあります。

B6サイズはコンパクトで持ち運びがしやすい分、様々な場面で使用されています。同じ用途でもサイズ感が違うだけで使いやすさも変わっていきます。

B6サイズの書籍はB6判と呼ばれ、漫画や小説、エッセイなどの単行本で利用されます。一般的な文庫判(A6判105㎜×148㎜)や新書判(103㎜×182㎜)より、やや大きいサイズで、イラストが多い書籍でも読みやすいサイズです。携帯しやすい程よいサイズ感が特徴です。

B6サイズの手帳は小さなバッグにも入りやすいサイズのため、一般的に使われやすいです。
また、マンスリータイプのレイアウトでも記載欄が小さくなりにくいため、紙面の書きやすさと持ち運びやすさの両方を兼ね備えたサイズの手帳です。

B6サイズのノートは、コンパクトサイズなので携帯に便利です。また、片手で持ちやすいサイズなので、TO DOリストやキーワードなど短文のメモをさっと記載にしたいときに重宝します。

B6サイズの取扱説明書は、読みながら作業もできる使いやすさと読みやすさを兼ね備えています。文字だけではなく図解や写真も読みやすいため採用されることが多いです。

観光地などでよく見かけるガイドブックは、街歩き用にB6サイズなどの小さめサイズがおすすめです。主要観光エリアの地図を見開きでレイアウトしたり、おすすめスポットを写真と文字で紹介したりする際にも使いやすいサイズです。

受取った方自身が好きなギフトを選べるカタログギフトは、年齢を問わず喜ばれ人気です。
ギフト商品の写真がメインのカタログギフトは、両手で開いても読みやすく、程よいサイズ感が特徴のB6サイズが使われています。

B6サイズのフォトブックは、一般的な横長のL版写真プリントがほぼそのまま1ページに横位置で入るサイズです。コラージュアプリで複数の写真を1枚に編集・合成した画像も、写真面積を大きく載せられます。また、スペースに余裕があるので、写真だけでなく読み物として文章を入れることもでき、オリジナリティあふれるフォトブックを作成できます。