コスプレ写真集を印刷依頼する際の流れと料金の目安

コスプレ写真集作成

コスプレの写真集・フォトブックは1冊からでも業者に依頼して作成することができます。用紙の種類、オプションなども選べるため、作りたい写真集のイメージに合わせて発注可能です。

この記事では、はじめてコスプレ写真集やフォトブックを作る方向けに発注金額の目安や用紙の選び方を説明します。

コスプレ写真集はおおまかに以下の3ステップで依頼ができます。

  1. 写真集・フォトブックの仕様を決め見積りをとる
  2. 入稿するデータをつくる(テンプレートあり)
  3. ご注文

掲載したい写真の撮影が終わったら、写真集のサイズやページ数などの仕様などを入力し、おおよその料金の見積りを出しましょう。個人情報など入力する必要がない簡易な見積りなどを活用してみてください。

次に必要なのは、写真集のレイアウト作成です。業者では、写真集をつくるためのテンプレートがソフトごと用意されているケースもあるため活用すると作成がスムーズです。

注文後最終的な写真集が仕上がるまでの期間は、印刷方法や発行部数、綴じ方などにより異なります。納期などが気になる方は事前に業者に確認すると良いでしょう。

冊子製本キングのコスプレ写真集の目安の料金は1冊916円です。部数が増えると単価は安くなります。(単価詳細はこちら

1冊 5冊 10冊 20冊
24ページ 916円(税込) 3,325円(税込) 5,050円(税込) 10,360円(税込)
32ページ 1,044円(税込) 3,965円(税込) 6,400円(税込) 11,900円(税込)
40ページ 1,172円(税込) 4,605円(税込) 7,170円(税込) 13,440円(税込)
  • ■写真集の仕様
  • サイズ:A4
  • 綴じ:無線綴じ
  • 表紙:カラー アイベスト 最厚手(260kg)
  • 本文:カラー コート紙 厚手(110kg)
  • 納期:5営業日

今回は、しっかりとした仕上がりの写真集になるような仕様を例にしています。市販されている写真集のような形で本を綴じることができる無線綴じという綴じ方を使用。表紙は印字性が良く、漢字ドリルなどの表紙と同じくらいの厚みで丈夫なアイベスト(260kg※1)、本文ページは雑誌のカラーページと同じくらいの厚みで発色よく色が出るコート紙(110kg)を使用しています。

※1連量と呼ばれる紙の厚みをあらわす単位です。一定の寸法の紙を1,000枚重ね合わせた時の重さのことで、紙の厚みが厚くなるほど連量は重くなります。

表紙や本文に使用する紙の種類、余裕を持った納期などを選ぶことで料金を下げることができるので、後述する用紙の特徴などを参考にしながら選ぶと良いでしょう。

写真に適した用紙で代表的なものはコート紙とマットコート紙です。表紙には、厚くよりきれいな色が出るアートポスト紙もおすすめです。どの用紙を写真集で使う場合も、本紙では90kg以上、表紙には130kg以上の厚さの紙を選ぶと良いでしょう。

コート紙は両面に塗料がコーティングされた光沢がある用紙です。写真を印刷すると鮮やかな仕上がりになるため、発色や彩度にこだわりたい方向けの用紙です。写真の色は、発色が良く黒がはっきりと出やすいことが特徴です。紙の手触りは現像された写真のようになります。

マットコート紙はつや消し(マットコーティング)が両面に施された用紙です。用紙の光沢が抑えられているため、写真を印刷すると落ち着いた印象に仕上がります。
コート紙と比較すると若干彩度が落ちるものの、インクのにじみが少なく、ツヤや室内灯の光の反射がおさえられるため、見やすい写真集に仕上げたい方向きの用紙です。紙の手触りはコート紙と比較するとさらさらとめくりやすいのが特徴です。

アートポスト紙(表紙用紙)

アートポスト紙は紙表面をコート紙よりも多くの塗料でコーティングし、白色度と滑らかさを高めた美しい光沢がある用紙です。厚手でコシが強くインクの発色が良いため、高精細の写真の再現性も高く、写真集などの表紙に適しています。
写真などの色が深く出るため、通常のコート紙、マットコート紙よりもさらにきれいな発色にしたい方向けの用紙です。

写真データを入稿する際は解像度や加工オプションの色を考慮しておかないと、イメージと違ったということが起きかねません。以下では写真データ入稿時の注意点について解説します。

コスプレ写真集を作る場合は、350dpi以上の解像度を目安にするときれいに印刷できます。業者によっては解像度の調整は行っていない場合があるため、入稿時に写真の解像度が十分にあることを確認していからデータを入稿するようにしてください。

写真集の作成では、オプションでPP加工など表紙に追加で加工を追加することができます。PP加工を施すと、より鮮明な仕上がりや高級感のなる落ち着いた雰囲気など写真の印象を変えることができます。しかし、色が未加工のものと比較して色鮮やかな仕上がりとなるため利用時は色の再現度の変化に注意が必要です。
もし、表紙にPP加工を行う場合は事前に色の濃さを落とすなど調整すると良いでしょう。

無線綴じを使って綴じる場合などは、本を見開きにしたときの真ん中(ノド)付近の絵柄が見えにくくなります。そのため、ノド付近には綴じ代と言われる余白が必要です。

綴じ代はページ数や綴じ方の種類などにより異なりますが、15mm~20mm程度開ける必要があります。冊子製本キングではデータ作成用のテンプレートにて綴じ代の位置を確認しながらデータを入稿いただけます。

冊子製本キングでは「オンデマンド印刷」という方式を採用しており、少部数や短納期にも対応しています。コスプレ写真集の作成をご検討の際はぜひご相談ください。