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ノンブルとは?

更新:2020年6月24日
コラム_ノンブルとは

冊子という言葉を何となく使っている人も多いかもしれませんが、明確な定義をご存じですか? 冊子と一言で言っても、内容や用途などさまざまな種類があります。そこで、製本方法や サイズ、用紙といった基本的な知識をご紹介します。 冊子を作る際の参考にしてみてくださいね。

ノンブルとは、一言でいうと「ページ番号」のことです。 小説や雑誌、マンガといった冊子を 読んでいると、ページの端っこに番号が打ってあるのを目にしたことがある人も多いことで しょう。 ノンブルとはドイツ語の「nombre」が語源であり、出版会社や印刷会社などでは、ペー ジ番号を付けることを「ノンブルを振る」と言います。

冊子を読み進めていく上でページ数は必要ないと思う人もいるかもしれませんが、「どれだけ 読んだか」の目安となるだけではなくノンブルには他にも大切な役割があります。

授業や講義、講習などで、指導する側と指導を受ける側が同じ教材を使用することがあります。 そういった場合「〇ページを開いてください」という指示をする際にノンブルは必要です。 説明書やマニュアルなど自分で読む冊子であっても、「〇ページをご覧ください」といったように書かれていることもあります。

また冊子を使用する人にとってだけではなく、制作する側にとっても重要な役割があります。 冊子の原稿が仕上がって印刷するというときに、ノンブルが付いていなければページ数が合っているかどうかを確認することができません。 ノンブルは、ページ数間違いや落丁といったミスを防いでくれます。


ノンブルの役割

冊子のどのページからノンブルを付けなければならないかという決まりは明確にありません。構成や製作者の意図などによって設定はさまざまです。 しかしノンブルに関するルールや付け方のパターンは存在します。ノンブルの正しい付け方と不適切な付け方、付け方のパターンについてご紹介します。

ノンブルは基本的に、右ページは右下、左ページは左下に付けます。 印刷後もノンブルを見せたい場合、右ページの左下、左ページの右下に付けてしまうと、製本したときにノドに隠れてしまう可能性があるため注意が必要です。 正しい付け方としては、ノンブルを印刷枠内に設定し、仕上がりのサイズよりも3mm内側を目安とします。また本文と紛れて分かりにくくなることのないように、距離を空けて区別できるようにします。

制作する際に仕上がりの枠より外に付けたり、枠ギリギリに付けたり、また余白部分に付けたりするのは不適切な付け方となります。 やっと冊子の原稿を入稿できたと思ったらノンブルでやり直しとなってしまっては残念ですよね。 制作に期限がある場合はなおさら、修正に時間を取られることのないよう、しっかり調整するようにしましょう。


ノンブルの役割

ノンブルの付け方にはいくつかのパターンがあります。大きく分けて本文の紙1枚目を1ページとするパターン、本文2枚目からを1ページとするパターンに分けられます。 単行本は本文1枚目を1ページとすることが多く、一番分かりやすい設定だといえます。本文1枚目を空白にするときに、本文2枚目を1ページにする方法がとられることがあります。 雑誌などは表紙から情報が掲載されていることが多いため、表紙が1ページ目となります。

また扉や目次がある場合は、扉や目次もページ数として数えます。 本文が始まるページから1ページ目としたり、通し番号としては扉や目次から付けてノンブルは本文から始めたりするパターンもあります。 ノンブルの表示を本文から始める場合のやり方は次にご紹介します。

ノンブルを付ける際には決められたルールがあります。表ページは奇数、裏ページは偶数にするというものです。 左側で綴じられた冊子の場合は、見開いた状態で右側のページが表(奇数)、左側のページが裏(偶数)ということになります。

ノンブルには、印刷したときに数字が見えるような状態と、見えないように印刷する場合があります。 小説などではほとんどノンブルが見えていますが、製作者の意図としてノンブルを見せたくない場合は「隠しノンブル」にすることもできます。

ノンブルの役割

隠しノンブルとは、ページ数が印刷されていないことをいいます。小説を読んでいると、たまに何も印刷されていない真っ白のページがあることがあります。 そういう場合もページ数として数えますが、ノンブルは印刷しないのが基本です。扉や目次などをページ数として数えるにもかかわらず本文からノンブルを始めるという場合もあるということを先にご紹介しましたが、それもこの「隠しノンブル」にあたります。 ノンブルとして表示しなくてもページ数としては数える理由は、ページ数として数えなければ表が奇数、裏が偶数という原則が崩れてしまうためです。

また印刷した冊子にノンブルを掲載したくない場合にも隠しノンブルは使用されます。 一般的なノンブルの位置とは違って、分かりにくい場所にノンブルを付けることがあります。例えばノドの隠れてしまう部分や、仕上がりに反映されない部分に配置するような場合です。これは、読み手にはノンブルを見せたくないなどの意図が製作者にある際に使われます。 読み手には見せないとしても、製作者側にとってはが面付けや製本の際に確認するために必要なので隠しノンブルとなります。

冊子の綴じ方には、右綴じと左綴じの二つがあります。表紙を上にして置いたときに右側を綴じてあれば右綴じ、左側が綴じてあれば左綴じです。 昔ながらの日本の冊子は縦書きであることが多いため、右綴じにされています。 逆に英語などで書かれている冊子は横書きなので左綴じになっています。読む方向を考えて綴じ方が変えられているのです。

隠しノンブルにしたい場合は、右と左のどちらで綴じられているかによってノンブルの位置を変える必要があります。 綴じられている方にノドがあるため、ノドの位置にノンブルを付けると隠すことができます。 右綴じの場合、奇数ページ(右側のページ)はノンブルを右端に、偶数ページ(左側のページ)はノンブルを左端にすることで隠しノンブルになります。 左綴じの場合は逆で、奇数ページは左側に、偶数ページは右側にノンブルを付けることで隠すことができます。

小説や雑誌などの冊子を読んでいてページ番号が書かれていることは知っていても、それが「ノンブル」という名前であることは知らない人も多いのではないでしょうか。 冊子を制作する際にはノンブルの設定も大切です。ノンブルの役割や付け方、ルールなどを知っておく必要があります。

ノンブルには読み手にページ数を伝えるだけではなく、制作会社や印刷会社がページ数をミスしないための役割もあります。 ノンブルの付け方には明確な決まりはありませんが、本文1枚目を1ページ目とするのが一般的な付け方です。雑誌の場合は表紙から1ページ目と数える場合もあります。

またノンブルを印刷しない「隠しノンブル」という方法もあります。 真っ白なページや、冊子全体を通して製作者がノンブルを見せたくないといった意図がある場合に採用されます。 そういった場合でも通し番号は必要なので、ノドの部分や仕上がりの枠外など見えない位置にノンブルを設定することになります。

冊子を作る際には知っておきたいノンブルについてご紹介しました。 せっかく内容を凝って作っても、ノンブルのせいで修正となってしまっては残念です。内容と同じように丁寧に仕上げるようにしましょう。


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