![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 製本とは?製本の種類や綴じ方について徹底解説![]() 目次
1. 製本の種類と特徴製本とは複数の印刷物や原稿を一つに綴じて、本や冊子にすることです。製本方法には「上製本(本製本)」や「並製本」などいくつかの種類があります。製本によって製造工程や仕上がり、コストが変わります。 上製本(本製本)
上製本(本製本)とは、いわゆるハードカバー書籍のことです。別仕立ての本文より一回り大きい板紙(厚手のボール紙や布)の表紙で本文をくるむ製法方法です。表紙は硬い芯紙の上から表紙用紙(紙や布、ビニールなど)を巻く二重構造で、頑丈な仕上がりになります。 記念誌、卒業アルバム、辞書、写真集、絵本、小説、など、長期保存が想定される冊子や使用頻度が高く耐久性が求められる冊子に向いています。 上勢本の各パーツの名称については、「上製本とは?並製本との違いもあわせて解説」をご覧ください。 並製本並製本とは、いわゆるソフトカバー書籍の製本方法のことです。表紙に柔軟性のある用紙を使い、接着剤などで本文用紙を一緒に綴じます。上製本(本製本)と比べて製本工程が少ないため、低コストで作成できて納期が短いです。しかし、簡易的な構造なため長期保存のしやすさや耐久性は上製本(本製本)より劣っています。 カタログ、パンフレット、雑誌、文庫本、テキスト(教科書)、ノート、手帳など、使用頻度が高かったり大量生産したりする冊子向きです。並製本の背の綴じ方は冊子の種類やページ数によっていくつか種類があります。 その他の製本
・リング製本
・テープ製本 2. 冊子の綴じ方はページ数・冊子の種類で決まる
一般的に冊子の製本には、針金(ホチキス)や接着剤が使われます。
※1小口:本をひらいたときの外側の部分のこと。中綴じではページ数が増えるほど小口のズレが大きくなるため、小口を揃える断裁が必要になります。 3. 冊子の綴じ方の種類と特徴同人誌などページ数が少ない冊子を綴じるなら『中綴じ』中綴じは背綴じともよばれ、表紙と本文すべてのページを開いた状態で重ね、折り目部分を針金で綴じる方法です。中綴じはページを根元部分まで開くことができるため、写真やイラストを見開き全体に配置する構成と相性がよいです。 ![]() ![]() 中綴じで印刷できるページ数は印刷所によって変わりますが、針金で留めているためページ数が多くなると綴じることができません。冊子製本キングでは表紙を含めて8ページから52ページまでであれば製本することができます。 中綴じ冊子のレイアウト作成時の注意点レイアウトを作成する際はページ数と小口部分の余白に注意が必要です。中綴じは用紙1枚に表面の左右2ページ+裏面の左右2ページずつ印刷するため、ページ数は必ず4の倍数にする必要があります。ページ数が増えるとその分外側のページと内側のページ幅に差が出てしまい、裁断される部分が発生するため、小口に5ミリほどの余白が必要です。(右図参照) ![]() 使用例 : 週刊誌 / パンフレット / 楽譜 / 会社案内 / 説明書 など コピー本や企画書などの冊子を綴じるなら『平綴じ』平綴じは、表紙と本文すべてのページを開いた状態で重ねて折るか、2つ折りにした紙を重ねて、背から5ミリ程度の所を、針金(ホチキス)や糸で綴じる方法です。ページ数が増えると針金(ホチキス)でとめられなくなり強度も落ちてしまうため、8〜52ページ程度のページ数が少ない冊子向けの綴じ方です。 2つ折りにした紙を重ねていく綴じ方なら印刷するページの順番も中綴じよりも簡単に作成することができるため、オフィスや学校の資料作りによく用いられます。背の部分が針金(ホチキス)でとめられ冊子を完全に開くことができないため、見開きの写真などを見せたい冊子を作る場合には不向きです。平綴じの詳細はこちら 使用例 : 企画書 / 配布資料 など ページ数が多い文庫本やカタログを作りたい場合は『無線綴じ』本文の背を接着剤で固めて、表紙用紙でくるむ綴じ方です。 ![]() ![]() 冊子製本キングでは表紙を含めて、24ページから500ページまで印刷が可能です。本文の総ページ数は2ページ単位で調整できます。
無線綴じは、ページ数が24ページ以下になると背表紙が作れず固定できないため注意が必要です。さらに、加工の特性上無線綴じは、ノド※2部分を根本まで開くことができないため、見開きを使ったデザインには不向きです。 ノド部分に文字や図を配置すると、見えにくくなる可能性もあるため、レイアウトを作成する際はノド部分に15ミリ以上余白を取ることが必要になります。 使用例 : 長期的な保管を目的とした本… 文庫本 / 辞書 / カタログ など 無線綴じより強度をあげたいなら『あじろ綴じ』あじろ綴じは、本の背の部分に切り込みを入れ、接着剤の浸透量が無線綴じより多くなるようにすることで強度を上げた綴じ方です。 ※冊子製本キングでは取り扱いのない綴じ方です。 使用例 : 月刊誌 / 辞典 / カタログ など 無線綴じで写真集や画集を作りたいなら『PUR綴じ』PUR綴じは、無線綴じの接着材にPUR系ホットメルト接着剤を用いた綴じ方です。PUR系ホットメルト接着剤は、通常の無線綴じで使われるEVA系接着剤よりも接着性が強く、固まった後の柔軟性が高いため、通常の無線綴じよりも開きやすくなっています。そのため、見開きでのデザインがしやすくなるといったメリットがあります。また、耐久性、耐熱性に優れており、屋外での使用にもおすすめの綴じ方です。 しかし、通常の無線綴じに比べるとややコストが上がることと、接着に時間がかかるため印刷日数が延びるというデメリットがあります。 ※冊子製本キングでは取り扱いのない綴じ方です。 使用例 : 写真集 / パンフレット / 地図 / レシピ本 など 辞書や百科事典などページ数が多く長期間使う冊子を綴じるなら『糸綴じ』
中綴じのように折り込んだ用紙重ね、糸と接着剤で綴じる方法です。接着剤で背がすべて固定されているわけではないため、ページ数が多くても開きが良い冊子になります。また、糸と接着剤の2つで固定するため、耐久性に優れており長持ちします。 ※冊子製本キングでは取り扱いのない綴じ方です。 使用例 : 長期間使われる本… 辞書 / 百科事典 / 写真集 など 絵本を綴じたいなら『中ミシン綴じ』
中ミシン綴じは中綴じ同様、表紙と本文すべてのページを開いて中心を糸で綴じる方法です。子供が使うものや衛生面などが意識される場所で使う冊子を綴じる際に主に使われます。 ※冊子製本キングでは取り扱いのない綴じ方です。 使用例 : アルバム / 写真集 / 作品集 / 絵本 / 手帳 など 俳句集や御朱印帳など日本風の冊子を綴じたいなら『和綴じ』和綴じは2つ折りにした和紙に表紙をつけて、右側を丈夫な糸で綴じる方法です。8〜36ページを綴じることが多いです。針金や接着剤を使用しないため経年劣化しにくく、耐久性に優れています。 ノド側に穴を開けて糸を通すため、通常の無線綴じよりもやや開きにくくなります。穴あけ間隔は紙の端から1.5cmほど内側に入ったところに1つ、反対側の端からも同じように1.5cm入ったところに1つ、その間を3等分に分けたところに2つの計4カ所です。冊子を綴じる際は、四つ目綴じ、亀甲綴じ、麻の葉綴じ、康煕(こうき)綴じとよばれる糸の結び方を活用します。 レイアウトを作る際は穴をあける幅を確保するため、文字やイラストは、綴じ側から30ミリ程度離して配置するときれいに仕上がります。 ※冊子製本キングでは取り扱いのない綴じ方です。 使用例 : 俳句集 / 御朱印帳 / 経本 など 4. 冊子で使用される用紙の種類と特徴本文に使用される用紙
・コート紙
・マット紙
・上質紙
・ラフクリーム 表紙に使用される用紙表紙に使う用紙や素材は、ソフトカバーとハードカバーで違います。
ソフトカバーの表紙には、本文用紙よりも厚みがある用紙を使います。本文用紙は90kg前後が多いため、表紙の厚みは連量※2でおよそ135kgが目安です。 ハードカバーの表紙には印刷用紙のほかに布クロスやレザークロスなどを、板紙にはりつけ高級感を出します。 ※2 連量とは、紙の厚みをあらわす単位のこと。一定の寸法の紙を1,000枚重ね合わせた時の重さで厚みを表現しています。紙の厚みが厚くなるほど連量は重くなります。 表紙の加工業者によっては、数百円程度のオプションで表紙の加工を受け付けています。表紙に加工を施すことで耐久性が上がって傷を防げたり、見栄えが良くなったりします。
・グロスPP加工
・マットPP加工 5. 製本でよくある質問に回答上製本や並製本の違いってなに?どの綴じ方のことをいうの?上製本と並製本は表紙にどんな種類の紙を使っているかで本を分類した呼び方です。上製本は別名ハードカバーと呼ばれ、厚み1ミリ以上の厚紙を芯に使った表紙が使われている本です。並製本は別名ソフトカバーと呼ばれ、本文用紙と厚みがあまり変わらない紙で表紙が作られている本のことをいいます。 ■ 上製本と並製本の違い
表紙と本文の厚みの差は、出版・印刷業界ではチリと呼ばれます。本を長持ちさせたい際や高級感を出したい冊子を作る際にチリを厚くすることが多いです。 無線綴じと中綴じをどう使いわけるの?
中綴じと無線綴じは作成する冊子のページ数によって決めるのがおすすめです。
右綴じと左綴じってどう使いわけるの?右綴じと左綴じは、基本的に文章の方向で使い分けます。小説や教科書、写真集、雑誌など文章が縦書きのものは右綴じ、パンフレットやデザインブックなど説明が横書きのものは左綴じにするのが一般的です。 6. まとめ
一口に製本方法といっても、作成する冊子によって適した綴じ方は異なります。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
会社概要[特定商取引法に関する表記][プライバシーポリシー][サービス利用規約][情報セキュリティ基本方針] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||