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![]() 製本時の表紙に使う紙選びの基礎知識![]() 表紙は、本の印象や魅力を伝えます。「フルカラーの写真集」や「白黒の文集」など、作る本の内容にあわせて表紙を選ぶときは「紙の厚み・発色」の2点をチェックしてみましょう。表紙を保護する加工方法とあわせて、それぞれこの記事で紹介します。 1. ソフトカバーとハードカバーの違いと選び方
製本時に選べる表紙には、ソフトカバーとハードカバーがあります。本のカバーを外し、表紙の厚みが本文の書かれた紙とほぼ同じ柔らかい表紙をソフトカバー、厚紙などを使った硬い表紙をハードカバーといいます。ソフトカバーは文庫本などの表紙に使われることが多く、ハードカバーは絵本の表紙などによく使われます。 ![]() ハードカバーが作れない冊子
ハードカバーは、背表紙の厚みがないものにつけることができません。そのため、パンフレットや同人誌に多い、見開きの真ん中の折り目部分をホチキスで綴じる通常の中綴じで綴じられた本には使えないので注意が必要です。 ■ ソフトカバーとハードカバーの特徴
2. 表紙に使う用紙の選び方、加工の種類![]() 本の印象は、表紙に使う用紙の種類や加工の有無で決まります。ツルツルとした感触を出すためにコート紙を選ぶなど仕上がりに合わせて用紙を選んでみましょう。 ■ 表紙に使われる用紙の特徴(冊子製本キング取扱分)
色の出方で選ぶ表紙に光沢を出したい場合は、ツヤや発色がよく出るグロス調の用紙を選びましょう。反対に、上品で落ち着いた発色を求めるならマット調の用紙が適しています。 紙の厚みで選ぶ
紙の厚みは、連量※1でおよそ135kgを目安にしてみましょう。たとえば、連量140kgでは月刊漫画雑誌の表紙のようなしっかりした表紙、連量110kgではファッション誌のカラーページのようなやわらかい表紙に仕上がります。 本の種類で選ぶ同人誌やパンフレットの表紙向きの用紙
漫画雑誌の表紙のような発色に仕上げるならコート紙(135kg)、文字が読みやすく、落ち着いた雰囲気のイラストを使った表紙にしたいならマット紙(135kg)が良いでしょう。 文庫や文集の表紙向きの用紙本文に使う紙より厚く、めくりやすい上質紙(135kg)など本文紙の倍以上の厚みになる用紙が向いています。文庫本の表紙は表紙カバーにコート紙などを使い、好きなイラストや写真を使うことが多いので、しっかりとしたつくりの本になる用紙を基準に選ぶと良いでしょう。 子供向け教材や問題集の表紙向きの用紙グロス調で色が出やすく、厚み180kg以上のアイベスト(260kg)などがおすすめです。漢字ドリルや小学生低学年向き学習帳の表紙のように、イラストなども綺麗な色が出せます。子供が多少乱暴に扱っても破れにくい用紙を選ぶことをおすすめします。 表紙加工の種類業者によっては、数百円程度のオプションで表紙の加工を受け付けています。見栄えが良くなることだけではなく、紙を補強し、表面の傷を防ぐことができます。
![]() ・グロスPP加工 強めの光沢により、色鮮やかな印象に仕上がります。写真の発色の良さや明るさから、雑誌や写真集といった本に使用されます。紙の補強、傷や指紋の防止といった保護効果も期待できます。 詳しくはコチラ ▶![]() ・マットPP加工 グロスPP加工に比べると光沢が控えめで、落ち着いた上品な印象になります。光沢による反射が少ないため、学校や会社案内、作品集といった冊子に使用されています。高級感があり、印刷された写真や文字が読みやすくなることが特徴の加工です。 詳しくはコチラ ▶3. 表紙デザインを決める基準冊子の表紙を考える上で、どんな人に見てもらいたいかを具体的にし、表紙のコンセプトを決めることが重要です。 ![]() >表紙でコンセプトを伝える 冊子を作る際は、どういった内容が書かれているのかを表紙で伝える必要があります。例えば会社説明会用のパンフレットでは、何を作っている会社なのか、どういったサービスを提供している会社なのか、何が強みなのかを端的に表せているかどうかを確認しましょう。 ![]() >ターゲットを決める 冊子を見てもらいたい層を意識することも表紙をデザインする上で大切です。冊子の内容によって、性別や年齢、業種などによってターゲットを絞ります。写真や表紙自体の色味、使う言葉などをターゲットに合わせて決めていきますが、寄せるだけではなく意外性やインパクトもあると尚良いでしょう。 ![]() >分かりやすいキャッチコピー 冊子の中身にはたくさんの情報を詰め込むことができますが、表紙にはそこまで多くの情報を盛り込むことはできません。少ない情報で伝えることを意識し、分かりやすいキャッチコピーなどを使って表紙を効果的にデザインしましょう。 4. 表紙のつくりとページの数え方冊子の表紙を選んだあと、インターネットで注文する際は、ページ数には本文だけではなく表紙4面も含まれるので注意が必要です。 ![]() 5. まとめ冊子の表紙にはハードカバーとソフトカバーがあります。綴じ方を確認したうえで、作りたい表紙のイメージにそって紙の色の出方と厚みのイメージをかため、表紙に使う紙を選んでみてください。
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