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これさえ掴めばプロレベル! 本気の製本用データの作り方

更新:2018年8月7日
コラム_製本データの作り方

今、大ブームとなっている「自作の本」。読書も新聞も、ネットやアプリで見れる時代だからこそ、イチから書き上げた自分だけの本は、きちんと紙で製本した一冊を残したい。そんな方々が増えているのです。そしてそこには、プロのデザイナーや作家でなくとも、PCのスキルがあれば、誰でも手軽に入稿データが作れるようになったという背景もあります。初めてでも、一人でも、センスとスキルさえあれば、プロレベルの美しい一冊が作れる時代。そんな一冊を大切になさろうとされている皆さまに!
今回は、その一歩先をいく「プロレベルのデータの作り方」(本気編!)をご紹介いたします。

今、あなたのお近くにある本を、一冊手にとってみてください。
書籍でも雑誌でもパンフレットでも、印刷された紙が冊子となって綴じられているものなら、何でもかまいません。
この1冊にの各所に、すべてそれぞれの名称がついていることを、ご存知でしたでしょうか?

製本各所の名称

まずは、普段「表紙」と呼ぶことの多い、一番先頭のページ。これを出版・印刷・製本業界では、「表1(ヒョウイチ)」といいます。その「表1」をめくった最初のページ、つまり「表1」の裏側になるページを「表2(ヒョウニ)」といいます。ちなみに、ページ数を数えるとき、「表1」が1ページ目となるので、「表2」は2ページ目となります。小説本などで、「表2」に何も印刷がされていない場合でも、「表2」は、2ページ目となります。つまり、縦書き・右綴じの冊子の場合なら、開いたとき、右ページはすべて偶数、左ページはすべて奇数のページ数がふられているはずです。横書き・左綴じの冊子であれば、その逆となります。このページの数え方も、必須なので、覚えておいてくださいね。
また、普段「裏表紙」と呼ぶことの多い、最後のページ。
これは、「表4(ヒョウヨン)」といいます。それをめくった「表4」の裏側のページを「表3(ヒョウサン)」といいます。


表紙の役割

ちなみに、この表1から表4、4つのページは、一冊の本を象徴するページとしてとても重要な役割を担っています。
例えば、ファッション雑誌などは、ここにどのモデルを登場させるかで、売り上げが大きく変わるという、非常に重要なページとなります。
「このタレントさん、とうとうこんなメジャーな雑誌の表1に登場したのね!」などのように、トップレベルの扱いを受けるのが、ココ「表1」なのです。小説なども同じこと。「ここぞ!」と出版社が力を入れて売り出そうとしている本の「表1」は、著名なデザイナーが担当することが殆どです。
また、「表2」とその隣のページ(「表2対抗」といいます)という、トップの見開き2ページを使った広告は、最も宣伝効果が高く、そのぶん広告掲載費用も高いページになります。もし、あなたの手にしている一冊が雑誌であれば、最初の見開きを見てみてください。ハイブランドの広告や、今話題になっている商品や人物の広告が入っているはずです。逆にいえば、表2&表2対抗で紹介されている商品やタレントは、今、最も旬な注目すべきネタだということです。このページに、これから大ブームを巻き起こすかもしれない新製品が紹介されていることも多いので、流行に敏感な方は、ぜひチェックしておいてくださいね。


中ページの名称

次に、中ページの名称をご紹介します。
お手持ちの冊子を平置きにした状態で、上部にあたる部分を、「天(テン)」。下部にあたる部分は「地(チ)」といいます。縦書きに書かれた本文であれば、「天から地へ」向かって読んでいるという状態になります。
冊子は、立てかけることも平置きすることもある性質上、「上」と「下」では誤解を招く恐れがあるため、「天」と「地」という名称で統一されています。
最後に、「天」「地」ではない、冊子の外側、つまり見開きにしたときの両端を「小口(コグチ)」、その逆側、つまり見開きにしたとき中央にあたる部分を「ノド」といいます。
「これから自作の本を作りたい!」とお考えの方なら、最低でもこの「表1〜表4」、「天」「地」「小口」「ノド」8つの冊子用語を、しっかりと覚えていてくださいね。


「塗り足しがない!」「塗り足しを修正して再入稿しなくては!」などという言葉が飛び交うのは、実は印刷会社で、頻繁に訪れる光景。言葉通り、もし入稿データに「塗り足し」がなければ、印刷はストップ。「塗り足し」を修正して、再入稿しなければなりません。 …で、「その塗り足しとやらは、一体何?」というところなのですが、ここで詳しくご説明します。

塗り足しとは

すべての印刷物は、実物よりもっと大きな紙で刷って、後から不要な部分を裁断するという方法をとっています。この裁断後の完成したサイズを「製本サイズ」または「仕上がりサイズ」と呼んでいます。入稿データを作成する際、この「製本サイズ」で作成してしまうと、裁断したときわずかな誤差で、白場が見えたり、配置した文字が切れてしまう危険性があります。その危険を防ぐために、あらかじめ、「天」「地」「小口」「ノド」すべてに、プラス3ミリ、大きめに作ることが必要になるのです。
この四方3ミリのスペースのことを「塗り足し」といいます。
ですが、これはあくまで、バックに色や写真がある場合のみのこと。小説や論文のようにひたすら白場にスミ文字のみ、という場合は不要です。この不要の作り方に慣れてしまうと、「一箇所、写真を入れてみよう」「イラストを追加しよう」となったときに、プロでもうっかり「塗り足し」を忘れてしまうことがあるのです。 全ての印刷物に、「塗り足し」は必須。でも、不要な場合もある、くらいの認識で覚えておくと良いでしょう。


制作しているときは、A4サイズであればA4サイズとして、またPC上で画面を拡大・縮小しても、全紙面を見ることができます。 ですが、これらが印刷物となり製本されて「冊子」になった場合は、少々見え方が変わってきます。その見え方の変化の原因は、「本の厚み」です。

ノド部分のレイアウト

冊子印刷の場合、だいたい52ページを基準として綴じ方の方法が異なります。52ページ以下の場合は、「中綴じ」という綴じ方をします。
※紙の厚みによって、若干の違いはあります。


    https://www.i-booklet.com/c_page/7785/0001.html#musentoji
    https://www.i-booklet.com/c_page/7785/0001.html#nakatoji

「無線綴じ」も「中綴じ」も、ページ数が増えれば増えるほど、ページを開ききったときに、平らな状態にはなりません。「ノド」の部分が凹んでしまうことになります。お手持ちの書籍などを、真ん中あたりで、開いてみてください。完全には開ききれず、「ノド」が奥まった状態になっていることが確認できると思います。
制作する際、この「ノド」の部分に文字があると実際に製本したときに、見えなくなってしまうという危険性があるのです。それを避けるために「ノド」の部分は、15〜20ミリの余白を設けることが必須となります。
8ページ程度の「中綴じ」であれば、完全に開ききることができて、「ノド」の部分も見えますので、両見開きにまたいだ画像を入れるなどのレイアウトは可能です。この場合はそれほど「ノド」を意識する必要はありませんが、文字が「ノド」にかからないようにだけ注意が必要です。

例えば、横書きで大きく「2018年 秋の運動会!!」というキャッチフレーズを入れる場合であれば、「2018年」を左ページにおさめ、「秋の運動会!!」を右ページにおさめて、「ノド」には文字がかからないように配置します。


このコーナーでご紹介したことは、全て実際の制作会社や出版会社で行なわれている「プロ」の手法です。これらのルールを知っておくと、印刷した際のトラブルを未然に防ぎ、スムーズな対応が可能になります。自作で冊子を作るときにぜひ参考にしてみてください。プロ顔負けの素晴らしい一冊が完成するよう、頑張ってくださいね!




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