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![]() マットコート紙とは?厚みによる用途の違いやほかの用紙との使い分けを紹介![]() 目次
マットコート紙は、表面のつやを抑えた用紙です。マット紙や半光沢紙とも呼ばれます。マットコート紙は用紙表面をコーティング加工されているため、上質紙よりも発色がよいです。またコート紙よりも用紙表面の光の反射がおさえられ、内容が読みやすいため、雑誌の写真入りページなどによく使われます。 パンフレットやチラシなどにどの用紙を使うべきか迷う場合は、求める発色や視認性、筆記性などを基準に用紙を選択しましょう。 1. マットコート紙とはマットコート紙は、用紙表面のつやを抑えられる用紙です。原紙である中質紙や上質紙の表面に、マット系の塗料が塗布されています。 マットコート紙の表面はしっとりしており、塗料に粒子が入っているためすべすべとした肌触りです。同じ塗工紙であるコート紙とくらべ筆記性も高く、鉛筆やボールペンでの書き込みが可能です。またコーティング加工をしていない上質紙などの用紙と比較すると、発色がきれいに出ます。用紙の表面がマット系の塗料によりコーティングされ、平滑になっており、インクが紙の繊維の間に入りにじむのを防いでいるためです。 2. マットコートはどのような加工?マットコートは、物体の表面のつやを消す加工です。紙のほかにも、車の塗装やネイルの表面加工、アクセサリーのデザインなどでもマットコートが使われます。 マットコート加工を施すと、インクの光沢がおさえられます。塗料に入った小さな粒子が物にあたる光を散乱させ、目に入る光の量をへらすためです。粒子が光を散乱させることで、反射する光の量を減らし、つやをおさえます。マットコート加工されると、上品で落ち着いた印象の見た目になります。 3. マットコート紙の用途例マットコート紙は雑誌のカラーページなど文字の入った紙面に使われることが多いです。紙表面からの光の反射が少なく、明るい場所でも読みやすいためです。写真などの発色と文字の見やすさの両方を重視したいカタログ、ファッション雑誌、商品パンフレットのような用途の用紙として選ばれています。 マットコート紙の厚さと用途マットコート紙は、さまざまな厚みがあります。用紙の厚さによってページのめくりやすさなどが異なるため、用途にあわせて使い分けるとよいでしょう。 マットコート紙の厚さとよく使われる用途
※1 使われる紙の厚みをあらわす単位に連量を使います。一定の寸法の紙を1,000枚重ね合わせた時の重さのことで、紙の厚みが厚くなるほど連量は重くなります。 4. マットコート紙とほかの用紙の違いと使い分けのヒント本や雑誌などに使われことが多い用紙に、上質紙やコート紙があります。筆記性を重視したいなら上質紙、発色や光沢を重視したい場合はコート紙が利用されています。筆記性と発色・光沢をバランスよく出したい方はマットコート紙を選ぶといいでしょう。 マットコート紙と上質紙・コート紙との違い
※2 A4 B5サイズ 上質紙とマットコート紙との違い上質紙は、表面にコーティング加工をしない用紙です。マットコート紙と比較すると、表面の凹凸が大きいです。発色はおさえめで、光沢は出にくいです。 上質紙はマットコート紙よりもサラサラとした手触りで、筆記性に優れるため、ノートやメモ帳、書籍などに使われます。 コート紙とマットコート紙との違いコート紙は、マットコート紙と同様に上質紙などの原紙にコート剤を塗布した用紙です。マットコート紙のコート剤と違い粒子が入っていないため、光が散乱しません。用紙の表面に光沢があり、ツルツルとした触り心地です。ただし、表面が平滑になっているため、鉛筆などが滑りにくく筆記性は少し悪いです。 写真や色の再現性に優れているため、フルカラーのチラシや雑誌の表紙、アルバムなどの用途に使われます。 5. マットコート紙に表面加工をするときの注意点表面加工として指紋や傷を目立ちにくくし、インク剥がれを防ぐ目的で用紙表面にPPフィルムを圧着させるPP加工などを施せます。PP加工には、表面にツヤを与えるグロスPP加工と、ツヤを消してマットな質感を与えるマットPP加工の2つが一般的に利用できます。 マットコート紙にはグロスPP加工を付けないようにしましょう。用紙の最表面の層に、マットコート加工が施された層がないと、つや消し効果が出ないためです。マットコート紙やコート紙に、質感が反対になるPP加工した場合、用紙の見え方はPP加工の特性が出てしまいます。PP加工の選択時は、用紙の機能と逆にならないようにしましょう。
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