結婚式のプロフィールブックを手作りする方法

結婚式のプロフィールブックを手作りする方法

結婚式のプロフィールブックは、結婚式でゲストに配るペーパーアイテムです。新郎新婦のプロフィール、席次表、食事メニューなどを掲載します。式場に作成依頼できますが、自作の方が費用を抑えられることが多いです。

この記事では、プロフィールブックを手作りする方法、作成日数や費用の目安などをお伝えします。

プロフィールブックは、披露宴開始までの待ち時間にもゲストに楽しんでもらえるアイテムです。ゲストへの挨拶、席次表、食事のメニュー、新郎新婦のプロフィールなどを載せます。

ページ数は、4〜12ページ程度が一般的です。形状やデザインも多種多様、ブック型、じゃばら折り型、巻紙型などがあり、会場の演出と合わせる方が多いです。

プロフィールブックを手作りする際の目安は、1〜2か月程度です。作成期間は、どのくらいこだわって作るかによって違います。

2か月以上かけ、デザインから印刷・製本を手作りで行うカップルもいます。またデータ制作まで自分達で作成し、1部から発注できる印刷業者に依頼をすることで、1~2週間で作成したカップルもいました。どのくらいの時間をかけられるかを目安にスケジュールを立てるとよいでしょう。

制作にかかる費用は、1部100円〜1,000円程度です。たとえばネットで既に作成されているデザインを選び注文するプランは、1部あたり400円〜1,000円程度です。無料のデザインテンプレートなどを活用し、パワーポイントなどでデータを自作するとさらに安く作成できる場合があります。

印刷・製本を業者に依頼する場合は、部数が多く、納期が長くなるほど単価は安くなります。サイズや加工、用紙種類によっても価格は変わるので、確認するとよいでしょう。

お気に入りの写真、新郎新婦の名前、結婚式の日取りを掲載するカップルが多いです。前撮りのウェディング写真を入れると、結婚式のペーパーアイテムの印象が強いプロフィールブックにしやすいです。

新郎新婦がゲストに伝えたいことを記載しましょう。2人のためにご来場いただいたことへの感謝、これからに向けての挨拶は入れるとよいでしょう。

(例)
本日はおいそがしい中 私たちの結婚式に出席いただき ありがとうございます
皆様にあたたかく見守られて よき日を迎えられたことに感謝いたします
これからふたりで力を合わせ 楽しい家庭を築いていきたいと思います
未熟なふたりですが 末永いお付き合いをいただけるようお願いいたします

プロフィール欄は、新郎新婦がゲストに知ってもらいたいことや、ゲストが興味を持ってくれそうなことをのせましょう。

たとえば、生年月日・血液型・趣味や特技・生まれ育った場所、相手の第一印象のような項目をのせることが一般的には多いです。

ゲストに楽しんでもらいやすそうな項目は、ふたりのなれそめ、相手の第一印象や好きなところ、大切にしていること、趣味、お互いの呼び名などです。ふたりが結婚する理由を、想像しやすい項目を選ぶとよいでしょう。

席次表は結婚式の規模によってデザインを工夫する方が多いです。たとえば少人数で結婚式を行う場合は、席次表にゲストの名前に加えて顔写真も掲載すると、親戚同士、顔を知らない新郎新婦の友人同士で話すときに役立ちます。

ゲストが大人数の場合にはテーブルや椅子の配置に名前のみのシンプルな記載が一般的です。席次表の見やすさや名前に間違いがないか確認することを忘れないようにしましょう。

メニュー表は、シンプルに文字のみで紹介するものが一般的です。2人にとっての思い入れのあるメニューや、両家由来のメニューなどを出す場合には、料理にかかわるエピソードを入れるカップルもいます。

お子様メニュー、ベジタリアンメニューなど、ゲストによっては異なるメニューを準備している場合は、それも合わせて記載しましょう。

プロフィールブックに使用される写真は、前撮りのウェディング写真や子供の頃〜現在までの写真をのせることが多いです。

前撮りのウェディング写真は、結婚式という特別な場にいる気持ちをより盛り上げてくれます。2人の子供の頃の写真を掲載すると、ゲストに2人の人となりを想像してもらいやすくなります。成長過程のわかる一連の写真は、家族や近い友人に昔を思い出すきっかけになるでしょう。

ネガティブ言葉は書かないほうがよいです。たとえば「絶」という漢字にはネガティブなイメージがあるため、使う時は「笑い声がたえない家庭」のようにひらがな表記にしましょう。「忙」は構成要素に「亡」という字が入っているのでひらがなで「いそがしい」と記載しましょう。

句読点は、「切れる、終わる」というイメージがあり、縁起が悪いとされています。結婚の場では使わないように注意しましょう。

重ね言葉とは、わざわざ・しばしば・重ね重ね・たびたび・くれぐれ等、同じ言葉を繰り返し使う言葉のことです。結婚を繰り返すことがないように、重ね言葉は結婚の場では使わないほうがよいとされています。

縁起の悪い言葉はお祝いの場では使ってはいけないとされています。切れる・離れる・終わるなどは使わないようにしましょう。