ポートフォリオの製本方法は?~手作りと印刷会社に依頼する場合~

更新:2023年8月31日

ポートフォリオの製本方法は

就職活動において、特にクリエイティブな職種を目指している人は作品集である「ポートフォリオ」が欠かせません。
現在は、応募時にポートフォリオサイト、面接に冊子と二つを駆使するのが主流ですが、提出が求められることもあるため紙のポートフォリオも用意しておくことをおすすめします。
今回は、就活に役立つポートフォリオの作成方法をご案内します。

ポートフォリオを製本する方法には大きく分けて二通りあります。

  • ① 家庭用プリンターやコンビニコピーなどを利用し製本まで自作で行う方法
  • ② 印刷会社にデータを提出して印刷~製本までワンストップで依頼する方法

それぞれ向き不向きがあるので確認しておきましょう。

印刷した作品を自分で製本してポートフォリオを作る方法には以下のような方法があります。
いずれの場合も100円均一などで揃えるか、こだわりたい場合は高級文具店で選ぶのもいいでしょう。

バインダーに入れる

・バインダーに入れる

透明の穴あきレフィルに作品を入れて綴じるバインダーが最もポピュラーです。クリアポケットファイルに入れる方法もありますが、ページが余るのはいい印象を与えない可能性があるため、ページの調整も可能で作品の差し替えも容易なバインダーがおすすめです。

ホチキスで綴じる

・ホチキスで綴じる

ページが少なく部数も多くないため簡素な方法で作りたいというなら、ホチキスでの製本をおすすめします。
背表紙は製本テープで整えればきちんとしたものが出来上がります。

糸で綴じる

・糸で綴じる

とことん手作りにこだわりたい、本そのものを作品としてアピールしたいという人は糸での製本にチャレンジするのもいいでしょう。
見開きの真ん中を糸で縫うか、和綴じにする方法がありますが、スキルと労力を要します。

印刷会社に製本を依頼する際の製本方法は2種類あります。

ホチキスで綴じる

・無線綴じ

雑誌や文庫本のように背の部分を糊で止めて製本する方法です。
ページ数が多いポートフォリオに適しており、丈夫なため長期保存も可能です。

糸で綴じる

・中綴じ製本

背の部分をホチキスで止める製本方法です。
ページ数の少ないポートフォリオにおすすめです。
見開きまでしっかり開くことができます。

印刷会社に製本を依頼するなら、ぜひ紙質にもこだわってみましょう。
いい紙を使うと作品も映えますよ。

上質紙

・上質紙

コピー用紙に近い質感で、視認性に優れているため文集や書籍に使用されています。
鉛筆やペンの発色も良く、一言書き添えたい場合などは上質紙がおすすめです。

コート紙(光沢紙)

・コート紙(光沢紙)

ツヤがあり、しっとりとした触り心地でチラシやカタログなどの商業印刷としてよく使用されています。
写真の発色をきれいに見せることができます。

マット紙

・マット紙

コート紙に比べてツヤが抑えられていて、反射によるちらつきが少ない用紙です。
発色、視認性ともに良いため、文章をつかう冊子にも向いています。

b7バルキー(本文用紙)

・b7バルキー(本文用紙)

雑誌や書籍用紙として広く使用されています。
表面は少しざらつきがあり、柔らかく上品な仕上がりになります。
※中綴じ非対応

ラフクリーム(本文用紙)

・ラフクリーム(本文用紙)

文庫本によく使われる柔らかいクリーム色が特徴です。
しなやかで軽く、長期保存が可能です。
※中綴じ非対応

アイベスト(表紙用紙)

・アイベスト(表紙用紙)

厚みと光沢があり、写真などが鮮やかに印刷されるため表紙によく使用されています。
※中綴じ非対応

\ 無料で用紙の見本をお届けします! /

無料で用紙の見本

実際にポートフォリオを製本しようとした場合、作成できる用紙のサイズと枚数が決められています。
自分が作ろうとしているポートフォリオはどちらに対応しているか確認しておきましょう。

無線綴じ 中綴じ
サイズ A4~A6 A4~A6
枚数 500ページまで 52ページまで

無線綴じは分厚い本のようなポートフォリオでも作成が可能です。
一方中綴じは、どうしてもホチキスで留める都合上、ページ数は限られています。

\ 綴じ方・紙の種類・印刷方法などもっと詳しく知りたい方はこちら /

製本は「自分で製本する場合」と「印刷会社に依頼する場合」がありますが、いずれの場合もメリットとデメリットがあります。
比較検討してどちらがいいかを選びましょう。

自分で製本する場合(印刷~製本まで) 印刷会社に依頼する場合
メリット
  • 100円均一など簡単な材料費だけで済む
  • 部数が少ない場合はコスパがかからない
  • レフィルに入れる場合は差し替えが可能
  • 部数が多い場合は作成の手間が省ける
  • 見栄えがいいためきちんとした印象を与える
  • 最適な用紙や綴じ方を選ぶことができる
デメリット
  • プリンターがない場合はコンビニに行く手間がかかる
  • 一冊一冊作るのに時間を要する
  • 仕上がりにばらつきが生じる
  • 部数が少ないとコスパがかかる
  • 修正したいものがあった場合、手軽に差し替えがきかない

コスパの面だけ考えると手作りの方が安く済みますが、コンビニでプリントする場合は1枚数十円~料金がかかり、部数が多いと却って金額がかさみます。
印刷会社に依頼した方が安く済む場合がありますので、比較が必要です。

▼ポートフォリオの製本が初めての方、費用が気になる方へ
\ まずはこちら!クリックするだけらくらく見積りをどうぞ! /
製本方法で迷っている方、実際にかかる費用が気になる方へ

▼仕様がある程度決まった方はこちら

\ 部数・営業日ごとの価格表も確認できます /

このように、ポートフォリオは自作でも依頼する場合でも、いろいろな方法を組み合わせて製本することができます。基本的に自由に作ることができるため、自分のスキルをアピールできるようなやり方を見つけて作るようにしましょう。