A4サイズとは?寸法・用途を解説

A4サイズとは?

A4サイズは、日本ではメジャーな用紙サイズの1つであり、国際規格としても認められたサイズです。A4サイズの用紙はなぜ日本で広く普及したのでしょうか。また、用紙以外にもチラシやパンフレットなどで使用されている理由は何でしょうか。本記事では、A4というサイズの規格や規格の由来、またA4サイズに適した印刷物を紹介します。

A4サイズの寸法は、210×297mmです。
対角線の寸法は約363.7mmとなり、また面積は62,370㎟(623.7㎠)となっています。
A4サイズの「A」は判型を表した記号であり、国際規格として設定されています。

A4サイズの寸法・面積とは

A4サイズの郵送・梱包ついて

A4サイズを郵送するために使われる封筒について、折らずに郵送する場合、折って郵送する場合の2つに分けて説明します。

A4サイズを折らずに封筒で送付する

・A4サイズを折らずに封筒で送付する場合

A4サイズを折らずに郵送する場合、角形2号(角2)封筒が適しています。
角形2号封筒のサイズは240mm×332mmです。定形郵便物として送ることができないため、定形外郵便物扱いになります。

A4サイズを折って封筒で送付する

・A4サイズを折って封筒で送付する場合

A4サイズを折りたたんで郵送する場合、長形3号(長3)封筒がよいでしょう。
長形3号封筒のサイズは120mm×235mmで、A4サイズの用紙を三つ折りにするとぴったり収まります。定形郵便物で郵送できます。

A4サイズは、日本では身の回りの製品や文書など、多くの場面で使用されています。
代表的な例として、ビジネスで使用される文書やコピー用紙が挙げられます。
A4サイズが日本での主流サイズである理由は、国際規格となっているA判のサイズということに加え、日本の行政文書では原則A4が利用されているからと推測できます。
チラシ、コピー用紙、クリアファイル、ルーズリーフ、履歴書など、冊子以外の印刷物でも様々な場面で用いられています。

【A4サイズが使われる印刷物の例】

  • チラシ、フライヤー
  • 冊子、カタログ
  • 折りパンフレット
  • はがき、ポストカード
  • カレンダー
  • 書籍、写真集、雑誌、同人誌、自費出版本
  • 教科書、テキスト冊子、セミナー資料、ガイドブック、マニュアル
  • 記念誌、アルバム、フォトブック
  • 会社案内、製品パンフレット
  • 大会冊子、プログラム冊子、文集、作品集
  • 論文集、報告書、ノート

このように多くの場面で用いられているA4サイズは、手に取った際に文書や図表を閲覧しやすく、配布する際や持ち運びの際にも扱いやすいサイズといえるでしょう。

A判の元になるのは「A0」サイズです。A0サイズは面積が1㎡で、縦横比が1:√2となっている長方形です。このA0サイズを半分に切るとA1サイズとなります。A1サイズを半分に切るとA2サイズ、さらに半分に切るとA3、A4、A5…と数字が変わります。
A4サイズはA0を4回半分に切ったサイズで、A0サイズの16分の1の面積となっています。

A4とサイズが近く、同時に検討されやすいサイズとして、B4サイズやB5サイズが挙げられます。

A4サイズと他のサイズとの違い1 A4サイズと他のサイズとの違い2 A4サイズと他のサイズとの違い3